鮎釣り その4
仕掛け1

2005.10.4更新
2013.9.19修正

仕 掛 け
オールラウンドの釣りと荒瀬、尺鮎の釣りに考え方を分けています。
オールラウンドの釣りでは泳がせ・引き釣りともに行い、トロ・チャラ瀬から早瀬、人がいない荒瀬までです。その場で抜けれたら抜き抜きますが、基本無理しないです。
荒瀬釣りでは、基本的にはメタル0.2号以上+オモリ+チラシの釣りがメインとなり、出来るだけ下がらずに獲るがコンセプトです。
大鮎の釣りは掛けたら獲るがコンセプトで、荒瀬の釣りの延長上にありますが、全体的にごつくなります。
オールラウンドの釣りでは、水中糸の太さはメタル0.1号を中心に0.03号から0.15号まで使用しています。竿はダイワMT(またはシマノH2.5、がまかつ急瀬)を使用しています。仕掛けの全長(掛けハリ込み)は、竿の長さ+50cmが標準ですが、泳がせ釣りの場合は、自然な泳ぎを重視して手尻を長くする傾向にあります。瀬の立ち込みでは、竿の長さと同じかやや短めとしています。
荒瀬釣りでは、太仕掛けに合わせ、竿はがまかつ・引抜荒瀬をメインに、ときにがまかつ急瀬抜です。仕掛けの全長は、腰位まで立ちこむことが多いため、取り込みを考え竿の長さと同じにすることが多いですが、大物河川では手尻を長くとることもします。
大鮎釣りでは、太仕掛けに合わせ、竿はダイワ荒瀬抜100SJをメインです。手尻は長くとることが多いです。大鮎狙いは九州(球磨川)に遠征に行くか、地元河川の9月以降で、しかも大物が出る年にしか縁がありません。
(1)天井糸について
オールラウンド 糸の素材は、フロロカーボンを主として使用し、号数は0.5〜0.6号です。長さは約4mを基本として約3〜6mの範囲で調整出来るように作ってあります。空中糸を接続は回転フックを使用していますが、その際、チチワで引っかけずに、トックリ結びで接続しています。
荒瀬 糸の素材は、伸びを考えナイロンを使用しています。号数は1.2号〜。長さは約2mが基本です。空中糸との接続はオールラウンド用の仕掛けと同様です。
大鮎 糸の素材は、伸びを考えナイロンを使用しています。号数は1.5号〜。長さは約2mが基本です。空中糸との接続はオールラウンド用の仕掛けと同様です。

(2)水中糸について
 ナイロン(含むフロロカーボン)系のラインはほとんど使用していません。ハイテクラインはたまに使用しますが、メタルラインの使用がほとんどです。メタルラインは複合タイプ、単線タイプ、撚糸タイプ拘らずに使用していますが、複合タイプは目印・編み付けを移動させた際にほつれやすいきらいがあります。

 オールラウンドの釣りの場合、メタルの0.03号〜0.15号の使用が多いです。その中でも、0.05号と0.1号の使用頻度が多くなっています。

 水中糸全体の長さは、約5.5m(先糸0.3m、メタル4m、空中糸1.2m)です。メタルライン自体の長さが3mになるまで使用しています。その場合、天井糸で調整し、調整しきれない場合に空中糸を結びなおして水中糸を調整しています。

 先糸(つまみ糸)は、両端をチチワにしておき、予備を数本作成してあります。接続法方はメタルに鼻カン結び糸で編み付けをしておき、すぐに交換できるようにしてあります。空中糸はメタルに直接接続編み付けしてあります。先糸の素材は、根ズレと耐久性と経済性を重視してフロロカーボンです。
 荒瀬釣りの場合、シーズン当初でメタル0.2号、8月中旬以降は0.3号にあげています。球磨川ではメタル0.4号を使用することもあります。
 水中糸全体の長さは、約7.5m(先糸0.3m、メタル
6m、空中糸1.2m)です。
 大鮎釣りの場合、メタル0.4号、時に0.3号です。水中糸全体の長さは、約7.5m(先糸0.3m、メタル6m、空中糸1.2m)です。
メタルラインと接続糸の相関関係
先糸
(つまみ糸)
メタルライン 元糸(接続糸) 天井糸 備考
フロロカーボン
(クレハ、東レ)
(ダイワ、バリバス、ゴーセン) フロロカーボン・ナイロン
(クレハ、東レ)
フロロカーボン・ナイロン
(東レ・バリバス)
0.25 0.03 0.3 0.5 オールラウンド
(トロも瀬も)
0.3 0.05-0.06 0.4 0.5
0.4 0..07-0.08 0.5 0.5
0.5 0.1 0.6 0.5-0.6
0.6 0.15 0.6 0.6-0.8
0.8 0.2 1.0 1.2-1.5 引き釣り
(基本的には瀬)
1.0 0.3 1.0-1.2 1.5
1.5 0.4 2 1.5 大鮎狙い

(3)目印について
 毛糸タイプの太いもの(オーナー社 極太)を使用し、グリーンとオレンジを交互に5個編み付けています。そのうちの一つは、水中糸と空中糸の接続付近に付けて所在確認用としています。





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