ルアーの引き方とアタリ

2005.1.25 更新
2013.10.7 修正
2016.1.10 修正

ルアーの引き方
アップ ルアーを上流に投げて引くこと。
アップクロス ルアーを斜め上流に投げて引くこと。
クロス ルアーを流れに対して横切るように投げて引くこと。
ダウンクロス ルアーを斜め下流に投げて引くこと。
ダウン ルアーを下流に投げて引くこと。


ルアーアクション
ナチュラルドリフト ルアーを流れに同調して流すこと。
ダウンクロスの時によくやる。軽くトィッチを入れることもあれば、何もせずにドリフト掛けることもある。
U字効果(ユージエフェクト) ルアーを流れに横切らせると、ルアーの頭が横向きから上流側に向きが変わるところがある。その動きのことをU字ターンという。その動きがU字を描くようになることから、この名前が付いた。このターンの時にバイトすることが多い。
トゥイッチング 竿先を軽くあおって、ルアーに不規則な動きを演出すること。旧UFMの西村雅裕氏が有名
ジャーキング トゥイッチングの強化版。竿をもっと強くあおる。ソウルズの佐藤偉知郎氏のイチロージャークが有名
トゥイッチング、ジャーキングともに逃げ惑うベイトフィッシュを演出する手法。
ストップアンドゴー リールを巻いたり、止めたりすること。
似たようなアクションの付け方として早巻きや遅巻きを規則正しくしたり、不規則にしたりする方法もある。
リフトアンドフォール バイブレーションやスプーン等で、竿先を持ち上げたり(リフト)、下げたり(フォール)して変化を付ける。
ただ巻き 早巻き、普通、遅巻きなど一定速度で引いてくること。
注意点 基本的に底をとること。
活性が高い魚の場合は底でなくてもよいが、条件が揃わなければ、滅多にない。
魚の目の前にルアーを通すこと。しかし、そのままでは反応が悪いことが多いので、アクションを加え、反射的に食わせるようにする。(リアクションバイト)
ルアーの姿勢をわざと乱し、次にスッと引く。逃げ惑う小魚を演出する。

私のルアーアクション
 基本的にダウンクロスで狙う。人がいなけばアップクロス、クロス、ダウンクロスで攻めてから下流に少し下がり、再度アップクロス、クロス、ダウンクロスで攻める。 ただし、流れが強い場合はダウンクロスのみで通している。
 人がいる場合はダウンクロスのみで攻めて、次のキャスト時に少し下流に下がる。
 1か所で粘る場合は、アップクロス、クロス、ダウンクロス、表層、中層、下層いろいろ攻める。ルアーもミノー、スプーン等いろいろローテーションする。
竿の角度
 竿の角度については、流れの速さ、ミノーの潜水深度(リップの大きさ)、狙う層などにより変化する。
例えば、1m程度の水深でディープミノーを引く際には根掛りを考慮して竿を立てて底を叩きすぎないようにしたり、同じような場面でシャローミノーを引く際は竿を寝かせて表面の流れに乗せすぎないようにしたりする。
流れのある場所(瀬など) A:立ち位置
1 流心の対岸Bにダウンクロスにルアーを投げ、着水してから軽く竿をあおりながら素早く糸ふけを回収してルアーの向きを安定させる。
2 流心をナチュラルドリフトもしくは軽くトゥイッチを入れて横切らせる。(B→C)
流心を横切らせる。
3 緩流帯に来たところで、トゥイッチングやジャーキングを加えてルアーを回収する。(C→A)
4 ルアーを回収したら、半歩から数歩下る。(A→'A)
5 1同様 対岸’Bへ投げて流芯を横切らせて誘う。以下同様。
流し方の模式図
流心脇のD、Eで当たることが多い(どちらかというとEで当たる方が多い)が、緩流に入ったFで当たることもよくある。Cからの回収時にも当たるときは当たるので、気を抜かない。
流れの緩やかな場所(トロ)  対岸にダウンクロスにルアーを投げ、着水してから軽く竿をあおりながら素早く糸ふけを回収してルアーの向きを安定させる。ナチュラルドリフトもしくは軽くトゥイッチを入れて横切らせることもあるが、たいていは強いトゥイッチもしくはジャーキング、リフトアンドフォールを駆使して、ルアーを動かす。

当たりと合わせ
「コツン」、「グッ」、「ゴン」、「根掛り風に止まる」、「引っ張られる」、「ゴミが引っ掛かった感じ」など、活性により当たりは千差万別である。
向こう合わせの場合もあるが、基本的には違和感を感じたらしっかり合わせる。たとえて言うなら「親の仇みたいにしっかり合わせること」
しかし、2度、3度の追い合わせは逆効果。合わせがしっかり入っていない場合のみ追い合わせを入れる。
しっかり合わせることが肝要  ←ここめちゃんこ重要
バレタ時を思い出すと大抵はしっかり合わせていないことが多い。
ダウンクロス(=自分の場合は瀬)だと合わせをしっかり入れることができない場合が多い。また、ショートバイトも多い。このショートバイトをいかにして取ることが重要課題となっている。

やり取りとランディング
やり取りの仕方は、いろいろあるが、大きく分けると
1 ゴリ巻派 強引にやり取りし、すぐにランディングしていく。
2 ドラグゆるゆる派 ドラグゆるゆるにし魚を走らせ、じっくり弱らせてからランディングする。
3 ドラグ調整派 一定強度までは糸が出ないようにしてやり取りする。
どのタイプでも好きなようになればいいと思う。
ただ、ランディング寸前にはドラグを緩めておいて最後の走りに備えることが必要。





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